駅の立ち食い蕎麦をものの3分でかき込んで行くビジネスマンの姿は、頻繁に見かけます。
その様子からは、ほとんど噛まずに飲み込んでしまっているようにも感じます。
いわゆる早食いで、ろくに噛まずに食べる人は、ストレスをうまく発散できないタイプ、逆に時間をかけてよく噛んで食べる人はストレスに強いタイプだと、精神・心療内科系のお医者さんの見解です。
物を噛むと、アゴの筋肉を縮めたり伸ばしたり、筋肉を運動させています。
こうしたアプローチは、大脳に適度に刺激を与え、ストレスを解消する効果があるのです。
食事の時間を30分程度はとっている保育園や小・中学校には、勉学でのストレス解消の意味も含まれています。
大人の場合には、ストレスがかかる仕事の合間に、珈琲を飲むことがよくあります。
珈琲は刺激物ですから、昼間の眠気冷ましには適しているでしょう。
しかし、夜間には避けるのが無難、飲むならばストレスに強くなるカルシウムが含まれる温かい牛乳などに置き換えましょう。
寝る前の食事はあまりよくありませんが、空腹すぎてはかえって眠れなくなります。
その際には、流動食であっても、牛乳でも、噛みながら飲むのがおすすめです。
臓器の働きも穏やかに働きますし、自律神経のバランスも保たれる効果もあります。